「かりん」4月号-白梅のひと
今月号の「かりん」は3日に届きました。
以前からこのブログでもお知らせしていますが、
6月開催予定だった「かりん」全国大会中止のお知らせが載っています。
また、5月からの昇欄のお知らせも掲載されています。
歌集評は、斎藤芳生さんの『花の渦』(執筆:梅内美華子さん)と
村田光江さんの『記憶の風景』(執筆:影山美智子さん・奥山恵さん)です。
私は「前月号作品鑑賞・1A欄」を執筆しています。
次に、今月号の馬場あき子先生の作品から一首ご紹介いたします。
年々に似合ひの色は少なくて利休ねずみといふ雨のいろ
最後に、わたしの今月の掲載分より三首記します。
白梅
外つ国で雅なかたに愛でられてさびしさは雪と消えたのか梅(むめ)
唐(から)の国語れよや梅(むめ)ええそれはわたしのくにはきれいなところ
さびしさを抱いているから白梅(しらうめ)のひとはしんしん背筋を伸ばす
キム・英子・ヨンジャ