延期-第17回筑紫歌壇賞贈賞式
8世紀、大伴旅人や山上憶良が60歳代で都から大宰府に赴任し、
後に筑紫歌壇と呼ばれる文学圏を形成しました。
このことにちなんで、
全国の60歳代以上の歌人の第1歌集を対象とした筑紫歌壇賞。
毎年9月頃に太宰府市において贈賞式がおこなわれています。
私も何回かうかがいました。
特に昨年は、贈賞式と懇親会の合い間に
熊本県在住の歌人、清田由井子さんとひさしぶりにお話ししたことが
印象に強く残っています。
(清田さんはその後まもなく急逝なさいました)
今年で第17回を数えますが
受賞者と対象歌集は「歌壇」(本阿弥書店)8月号で発表されるものの
新型コロナウイルスの影響により贈賞式は延期し、
来年、第17回と第18回の贈賞式を同時開催となさるそうです。
きのう、主催の(一財)隈科学技術・文化振興会より
お知らせが届きました。
残念ですが、この状況では延期はやむを得ないことですね。
来年、またこれまでと同じように
会場でたくさんのかたとお目にかかれるのを楽しみに待つことといたします。