「かりん」12月号-母校ならざる
<2024 年12月8日>
今月号は3日に届きました。
毎年「かりん」12月号には年間展望が掲載されます。
各欄をひとりの執筆者が担当します。
かつて私も担当したことがありますが、
膨大な作品数を読むことになりますので
いつも担当されたかたに感謝の気持ちをもって読んでいます。
今年は山花集の年間展望(執筆:谷川保子さん)で
拙歌を取り上げていただいています。
ありがとう存じます。
励みになります。
今月号の歌集評は、
当ブログでも7月に書いた田中穂波歌集『ぬるい水』について
坂井修一さんが「光陰のあわいに」と題して執筆しておられます。
私のうたは7首が載っています。
次に記すのは初めの2首です。
姉のワンピース借りて通いき徒歩十分母校ならざる実習校へ
炭坑の社宅の跡の中学校まだ新しき匂い残れる
キム・英子・ヨンジャ
結びに、
馬場あき子先生の短歌作品7首より冒頭の2首をご紹介いたします。
おひとりさまとは雅びな夕餉のお買い物われもするなりおひとりさまを
匂ひなき金木犀の花盛りあやまちのごとかがよふ吾庭
馬場あき子
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