「かりん」6月号-ゲストティーチャー
6月号は5月31日に届きました。
早かった!
巻頭の「さくやこの花」(執筆:馬場あき子先生)は第125回。
今回取り上げておられるのは次の一首です。
靡くもの女は愛すうたかたの思ひのはてにひれ振りしより
馬場あき子 『飛天の道』(2000年)
1998年に念願のシルクロードの旅に出て
莫高窟の内部に描かれた天女(飛天)を見たことが書かれています。
馬場先生の「さくやこの花」は歌林の会(かりん)のホームページでご鸞になれます。
この回もそう遠くない時期にアップされると思いますので
ご関心をおもちのかたはどうぞご鸞ください。
今月号には私がこのブログでご紹介した歌集の評がふたつ載っています。
『プラスチック紀』(菅原あつ子歌集)の評を川野里子さんが、
『記憶の椅子』(中津昌子歌集)の評を大森静佳さん(塔)が執筆してあります。
最後に、私の掲載作品7首より。
昨年、新型コロナウイルス感染者数が落ち着いていた時期に
飯塚市内の小学校でゲストティーチャーとして「韓国の文化」をテーマに
ボランテイア授業をおこないました。
そのときのことをうたった4首です。
七十のてのひらの音に迎えられ四年二組へ今入ります
「韓国の文化」を教える洋服の上(え)にチマ・チョゴリ着てみせながら
パジ・チョゴリ、チマ・チョゴリ子らに着せたかり着せやることは密接すること
密よ密思わず口にす授業後にぶわーっと子らに取り囲まれて
キム・英子・ヨンジャ 「かりん」2021年6月号
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