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ご命日に何を贈りますか

<2022年3月11日>


コロナ禍も3年目。


親しいかたや知り合いが亡くなってもご葬儀に参列しにくい状況が続いています。


初盆や祥月命日も


お参りに行きたい気持ちはあっても


直接訪問するのははばかられる・・・。


いたしかたなく、そしてさびしいことです。


私は10年以上前に大切な年上の友人を亡くしました。


ふた回り近く年齢が離れていたので


私のことを娘のようだと言ってくださっていました。


それから祥月命日にお供え物をお送りしています。


遠方に住んでいらしたので


一度はご命日に合わせて一泊でお墓参りにうかがいましたが


毎年うかがうことは難しく


ご遺族のかたも負担に感じられるかもしれないと思い


そのあとはご仏前にお供えしていただく品をお送りしています。


(返礼のことはご心配なきようにとお便りを添えて)


どんな品物を選ぶかは毎年迷いました。


日持ちのするお菓子を、年ごとに違う銘柄で選びましたが


考えてみたら


お墓を守り、ご仏壇を守ってあるのはご家族です。


そのかたは甘党ではなくお酒が好きなので


地元の日本酒「寒北斗」を送ったこともありました。


あるとき、万葉集を学んでいる中で


仏様の食べ物は香りであると聞きました。


これだ、と思いました。


香りをお供えしていただければ


亡くなったかたに届く。


そして、ご家族のご負担も少ないだろう。


(贈られたものが好みでない、など)


しかも、ご仏壇の前で毎日使うものです。


その上、軽くて大きくもないので


最寄りの郵便局から送れる手軽さもあります。


そうすればお手紙も同封できますし。


かくしてご命日の贈り物はお線香に決めました。


選ぶ基準は、人口の香りの混じっていないもの。


穏やかな上品な香り。


そうして選んだのは白檀のお線香。


3年前からこれに決めました。


来週末には そのかたのご命日がめぐってきます。


コロナ韓の現在、外出は最小限にしていますが


これは必要な買い物。


きのう出かけて購入し、今日送ったところです。
















 

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