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戦争のうた-第53回いいづか短歌サロン

<2022年8月31日>


今月のいいづか短歌サロン(コロナ禍のため紙上開催中)は


本日付で発行しました。


実際は22日に投函したので


ご参加のかたがたには先週中には届いたかと思います。


今回のテーマは「戦争のうた」。


8月はことのほか戦争に思いをいたす月であることと


昨今の国内外の情勢のこともあって決めました。


秀歌鑑賞のテーマは設けても


詠草のテーマは自由なので


いつもは詠草は秀歌鑑賞のテーマにちなんだうたと


そうでないうた、両方あって


その割合は回によってまちまちなのですが


今回は出された詠草のすべてが「戦争のうた」でした。


いいづか短歌サロンはおかげさまで5月に満5周年を迎え


現在 6年目です。


私の記憶では


全員の詠草がその回のテーマで出されたことは


今回が初めてです。


それだけご参加のみなさまが


(そして世の多くのかたがたが)


戦争を遠い過去のものではなく


いま現在の問題としてとらえてあるということなのでしょう。




紙上短歌サロンをご郵送する折の切手ですが


核兵器に関する詠草を出されたかたには


原爆ドームの切手で、


長崎の原爆にまつわるうたを出されたかたには


長崎市の平和祈念像の切手でお送りいたしました。


他のかたがたにも


今回のテーマやご詠草にちなんだ切手を用いました。






では最後に、


秀歌鑑賞で取り上げた中から1首ご紹介いたします。


次のうたは湾岸戦争(1991~92年)の折に詠まれました。


湾岸戦争は史上初めて


テレビで生中継された戦争です。






 空爆の映像果ててひつそりと<戦争鑑賞人>は立ちたり


 米川千嘉子












 

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