1本の歯に1年半かけた話
- momosaran
- 6月9日
- 読了時間: 3分
更新日:6月10日
<2025年6月9日>
九州北部はきのう梅雨入りしました。
わたしの住む飯塚市もきょうは朝からしとしとと降っています。
そのなかを市内の歯科クリニックへでかけました。
メンテナンスのため定期的に通っているのです。
クリーニングなどのケアのほか、
経過観察の箇所を診てもらっています。
ひとまず今は口の中はおちついているものの、
半年前までは福岡市の大学病院の歯科に通っていました。
往復3時間かけて、1本の歯の治療のために。
終わるまで1年半かかりました。
そもそもの始まりはコロナ禍なのです。
コロナ禍になるまでは現在とは別の市内の歯科医院で
3か月に1度のデンタルケアを受けていました。
かなり長く通っていましたね。
15年くらいでしょうか。
それが、コロナ禍になってわたしが中断してしまったんです。
中断してから3年後、
何本かの歯の状態が悪くなりました。
2年前(2023年)春に、その歯科医院を3年ぶりに受診し、
2か所の治療を受けたんです。
5~6回通院して、治療は終わったと言われたにも関わらず
1か所は痛みが続くし、
もう1か所はほとんど噛むことができませんでした。
その後、紹介状を書いていただき、2か所の歯科医療機関を経て
大学病院で再治療を受けることを選択しました。
大学病院では、1か所は経過観察で治療はおこなわず、
もう1か所の1本の奥歯の再治療のために1年半通ったんですね。
結果として、通ってよかったと実感しています。
件の歯科医院では
市内の大きな病院の歯科への紹介状を書いていただいたんですが、
そちらで言われたのは
わたしの歯の治療はここでも難しいこと。
福岡市内の専門の歯科医院なら治療できるが
全額自己負担であること。
福岡市などの大学病院の歯科で治療する方法もあるが、
遠いので交通費がかかること。
そのいずれかを受診するなら紹介状を書くが
金銭的、時間的な負担がかかる上
治療期間も長くかかるので
そこまでして治療しなくてもいいと言うひとが多いこと。
そう説明してくださった上で
それでも専門医院か大学病院にかかりますかとたずねられたとき
迷いなく「はい」と答えました。
一時的な負担はあっても、これからのことを考えれば
再治療できるならぜひきちんと治療したいと思ったのです。
そうやって1年半かけて治療しなおしていただいた奥歯。
もともとかかっていた市内の歯科医院で治療した後は
ほんの少しでも歯ごたえのあるものは
まったく噛めない状態だったんですが
今はそういう心配はなく、おいしくいただけています。
再治療期間は2023年の6月から2024年の11月まで。
2度の炎暑の夏は通うのが少したいへんでしたけれど
これからの生活のほうがずっと長いのですから。
大学病院ではとても良い先生が担当してくださり、
たいへん感謝しています。
今は、もともとの歯科医院とは別の歯科クリニックで
1~2か月に1回のメンテナンスを受けていて
何かあれば大学病院と連携することになっています。
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