昭和の子
今日4月29日は昭和の日ですね。
その昭和の時代には、この日は天皇誕生日でした。
平成になって天皇誕生日が12月23日に変わっても
4月29日はそのまま祝日として残って「みどりの日」となり、
さらに「昭和の日」になりました。
子どもがが中学生~高校生だった頃、
ときどき私のことを「昭和の人」と呼びました。
その考えは古いよと言いたい時とか
私が時代についていけてないと思う時に
「お母さんは昭和の人やから」と言うんです。
自分では特に昭和に思い入れがあるわけではないし
ふだんは西暦を使っていますが
何十年も生きてきて
ある時、自分の中の昭和を深く感じたことがありました。
その時に浮かんだのが次の一首です。
「りぼん」の子歌謡曲の子筑豊の子昭和の子なり在日われは
キム・英子・ヨンジャ
「りぼん」は月刊の少女漫画誌です。
これを詠んだのは確か2007年~2008年頃です。
元号でいうと平成19年~20年ですね。
3年前でしたか、
「かりん」誌の「わたしの代表歌」という欄の原稿依頼があって
この1首とそれにまつわるエッセイを書いたことがあります。
このうたを詠んだ頃から自分の中の昭和を自覚した私。
でも!
きのう、ふと気づいたんです。
わたし、昭和より平成のほうを長く生きてる!
それでも、自分の中で平成という時代はなんだか淡い。
それだけ子ども時代や10代の頃のほうが
時代から受ける影響が大きいということでしょうか。
そういえば、最近書いたブログ記事の
「潮風のメロディ」と「ベイシティローラーズ」、
どちらも昭和の思い出です。
だけど、思い出やバックボーンは大切にしながらも
振り返るばかりではいたくない。
令和の時代、そして2020年代はコロナ禍でたいへんな幕開けになったけど
それでも前を向いて歩いていきたい。
そう思う昭和の子です。
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