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「潮風のメロディ」

  • momosaran
  • 2021年4月23日
  • 読了時間: 2分

1970年代後半から1980年代にかけて


化粧品メーカーのCMソングに採用された歌が大ヒットした時期がありました。


というか、季節ごとの新商品を発売する時に


その商品のキャッチコピーを取り入れた楽曲は


販売戦略にとても大きな役割を担っていたのですね。


ちょうど私がお化粧に関心を持ち始めた時期と重なっているので


それらの曲には思い入れがあります。


最近、そうした曲が何曲かテレビで流れた中で


南沙織の「春の予感」が胸に残りました。


当時よりも今のほうがしみじみ聴く感じ。


純粋に曲としていいなあと思いました。


それで、南沙織の他の楽曲、


デビュー曲の「17才」や「純潔」や「夏の感情」などを聴いてみると


とてもなつかしいと同時に、


その水準の高さに改めて気づきました。


リアルタイムで聞いていた時は子どもだったので


おとなになってから聴くとまた違うのかもしれません。


そうした曲を繰り返し聴いたあと、


偶然「潮風のメロディ」が流れてきました。


これは南沙織の2番目のシングルでヒットもしたはずですが


私は忘れていたんです。


でも、聴いたとたん、


この曲がヒットしていた頃のことがバーッとよみがえりました。


何歳の時だったかも正確に思い出して


その時の校舎のようす、その匂い、


読んでいた漫画、


夢中になっていた遊び、


友だち、


その頃来ていた洋服まで。


特に、「もうひとこと言われたら恋人でいたのに」というサビの部分で


その頃の感覚をリアルに感じました。


よく言われることですが


楽曲の力ってすごいですね。



そして、同じ「うた」である短歌は


それを詠んだ瞬間の自分の気持ちをずっと残しておける。


後に自分で読み返してもその時の気持ちをまざまざと思い出せるし


ずっと離れた時代の人たちにも伝えることができます。








 
 
 

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