「かりん」7月号-泣きながら
<2022年7月12日>
今月号は7日に届きました。
今年の全国大会は対面の講演会と誌上歌会の二本立てです。
コロナ禍が始まった一昨年の全国大会は中止。
昨年はZoomでのシンポジウムと誌上歌会でしたから
少しずつ従前のかたちへ戻ってきています。
(感染状況によって講演会がリモートへ変更される可能性あり)
講演会は7月23日(土)に中野サンプラザで予定されていて
誌上歌会は今月号に詠草集が掲載されています。
従前の全国大会でおこなわれていた互選は無くて
昨年と同様に選者と編集委員のかたが投票をなさいます。
得票歌、大会賞、作者名は10月号で発表されます。
昨年の誌上歌会では思いがけない得票をいただいて
評も掲載されましたが
(6票以上を得た作品に評がつけられました)
今年はまったく自信がありません。
そのことよりも10月号までに300首以上の詠草を
1首ずつゆっくり読んでおきたいと思います。
さて、今月号の作品から、
渡辺松男さんの1首をご紹介いたします。
わが視野をいま落ちてゐる雨粒の三秒後にはもうないぜんぶ
渡辺松男
私のうたは8首送ったうち6首が掲載されています。
その最後の1首を。
三十日(みそか)なる一生(ひとよ)をかけてミツバチの集める小さじ一杯の蜜
キム・英子・ヨンジャ
「前月号の10首(本欄・坂井蘭)」では
私のうたも選ばれていました。(選・日高堯子さん)
ありがとう存じます。励みになります。
泣きながら人道回廊ゆく人の姿目に入る自粛の朝に
キム・英子・ヨンジャ 「かりん」2022年6月号
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