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ニコニコしてしまう一首

<2022年7月28日>


「かりん」の米川千嘉子さんの第十歌集『雪岱が描いた夜』は


このブログでもご紹介しました。


歌集評というのは


出版から何か月後かに出ることが多いですよね。


今年3月に刊行された米川さんの歌集についても


今月あたりの各総合誌(紙)や各結社誌に


次々に評が掲載されているようです。


私が講師をつとめている短歌講座でも


最近、秀歌鑑賞の時間に取り上げました。


秀歌鑑賞では季節やその時どきのトピックスに合わせて


テーマを設定していますが


たまに 一冊の歌集からご紹介しています。


米川さんの『雪岱が描いた夜』では


時代を見つめるうた、


社会をみつめるうた、


それもただ見つめるだけでなく


自分自身のこととして詠むうたが印象深く


各誌での歌集評でもそうした作品が多く引かれています。


私もそうした作品をご紹介したのですが


その他にも好きなうたがあります。


読むと なんだかにこにこしてしまう。


子どもたちの声がほんとうに聞こえてきそうです。


大好きです。


もちろん 短歌講座でもご紹介しました(=^∸^=)






    家の前の小公園には毎日園児が来る。


秋の日のをさな子のこゑ泣く・叫ぶ・ダンゴムシゐて先生を呼ぶ


米川千嘉子








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