陶祖・李参平と十四代
駐福岡韓国総領事館がホテルニューオータニ博多において
有田焼四〇〇周年記念の講演会を開催しました。
有田町歴史民俗資料館の尾崎葉子館長と
十四代李参平(金ケ江三兵衛)氏のお話をうかがってきました。
尾崎館長は「有田焼400年」と題して300周年や350周年の折のことや
初代李参平より少し遅れて有田にやってきた百婆仙のこと、
その深海家のお墓のことなどをお話しになりました。
百婆は中間市在住の直木賞作家、村田喜代子さんの小説「龍飛御天歌」の
モデルといわれていますね。
十四代は「初代李参平に倣う~国境なき陶工を目指して~」をテーマに
初代が発見した泉山磁石場の土の話をなさいました。
現在有田では泉山の土はほとんど使われていないのを
再び泉山の土で初期伊万里のうつしを焼くことに挑んだこと。
初代へ寄せる思いなどをお話しになりました。
2008年に、十四代が泉山の土で焼いた器に絵付けをする機会があり、
その指導をしてくださったのが十四代の奥様だったのですが
今回、奥様とも再会してお話しすることができました。
ところで、会場で知り合いのかたからブログ読んでるよと声をかけられました。
今春に開設して以来、読んでくれているのは身内と友人数人だけなのでは?
という疑問と戦いつつ書いてきたので、嬉しかったです!