南阿蘇村のチャリティーポストカード
熊本地震の発生から1年がたちました。
私がお世話になっているかたのお孫さんは南阿蘇村の東海大学で学んでおり、
16日の本震の際に住んでいた学生アパートが倒壊して1階の自室に
閉じ込められました。
7時間、と記憶していますが、長い時間のあとに救出され、
奇跡的に大きな怪我もなかったそうです。
幸いにも彼は九死に一生を得ましたが、亡くなった学生がいることや
南阿蘇村が大きな被害を受けたことに心を痛めたのですね。
彼の気持ちがかたちとなったのが南阿蘇村復興支援ポストカードです。
彼が得意な絵で阿蘇の風景や赤牛、リスなどの動物や静物を描いた
10枚1セットのポストカードの販売が始まったのは昨年初夏のこと。
お世話になっているかたからそのいきさつを聞き、ポストカードを賜って
自分自身でも2セット購入しました。
この復興支援の輪は大きく広がったようで、
その後 彼が南阿蘇村役場に出向いて支援金を届けたそうです。
自らが被災して大きな命の危機に遭遇したにも関わらず
すぐに他の人達のために動き出した若者に感銘を受けました。
購入したポストカードは使用したり小分けにして知人にプレゼントしたりしましたが
まだ手元に何枚も残っています。
この夏はこの絵葉書で暑中見舞いをしたためることにしましょう。