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校正

  • momosaran
  • 2018年2月1日
  • 読了時間: 1分

原稿、書き上げた。

依頼されたところに送った。

あー、終わったー。

…でも、ほんとうは終わっていません。

しばらくすると、担当のかたからゲラ刷りが送られてきます。

これを校正して初めて原稿が完成するのです。

最初に原稿を送る前に自分自身で何度も読み返しているのに

それでも旧かな遣いの作品を引用する際にかなを間違っていたり、

固有名詞を誤記していたこともありました。

また、担当のかたから確認が入ることで

ああ、ここは説明がわかりにくいんだなと気づいたりもします。

表記の間違いだけでなく、部分的に加筆修正する最後の機会でもあります。

担当のかたも、史実の誤認がないかなど、丹念に調べてくださいます。

ですから、校正は執筆の付随業務ではなく、

文章を世に出す前の最後の大切なやりとり。

集中力が必要です。

校正を終えて初めて、「終わった…」と思えるのです。


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