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忘れ草
- momosaran
- 2018年4月15日
- 読了時間: 1分
それとなく紅き花みな友にゆづりそむきて泣きて忘れ草つむ
山川登美子
登美子は1909年4月15日に亡くなりました。
登美子が初めて与謝野鉄幹と会った場には後の与謝野晶子も同席していて
登美子と晶子は恋とうた、双方においてライバルとなったのは有名な話です。
忘れ草とは萱草の別名。ヤブカンゾウをさすこともあります。
この花を見て憂いを忘れるという中国の言い伝えから
忘れ草と呼ばれるようになったそうです。
いにしえには、憂いや恋しい人を忘れるために
下着の紐につけたり、垣根に植えたりしたのだとか。
29歳で世を去った登美子の命日にちなんで
今日はこの一首をご紹介いたしました。
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