「かりん」5月号-40周年記念特集号
- momosaran
- 2018年5月4日
- 読了時間: 2分
ぶ、ぶ、分厚い…!
おととい届いた「かりん」40周年記念特集号は、その厚さが圧巻です。
いつもの封筒では入りきれなかったのですね。
郵便局のレターパックで送られてきました。
試しに厚さを測ってみると、2.4cmほど。
もはや、ちょっとした単行本よりボリュームがあります。
それもそのはず、今号は530頁。
ちなみに4月号は150頁ですから、通常の3倍以上のページ数なのです。
馬場あき子先生の巻頭言に始まって、
他結社のかたがたからのメッセージ、
作品特集、評論特集、若手座談会、自選かりん抄などなど。
なにしろ、目次が4頁に及んでいる。
これが40周年の重みなのでしょうね。
編集や校正などをなさったかたがたのご苦労を思います。
私が入会したのは2009年の1月でした。
30周年記念号はその前年に出ているので読んでいません。
35周年特集には、連作15首と短いエッセイを載せていただきました。
今回、この特集号の「かりん賞・力作賞受賞者一覧」では
第1回(かりん賞は1981年・かりん力作賞は1999年)からの受賞者と
受賞作品の抄出2首が並んでいます。
その中に第31回(2011年)かりん賞としてわが名が刻まれているのを
今さらながら信じられないような思いでみつめております。
掲載されている私の2首は次のうたです。
在日の百年の中八十年を生きてわがやの正月の祭祀(チェサ)
八月の果てなる今を生きてゆく 白き光の中のマンセー
馬場先生の巻頭言は次の呼びかけのことばで結ばれています。
「さあ皆さん、また新しい心をもって作歌に向っていこうでありませんか。」
おととい初めて読んだ時、鼻の奥がツンとなりました。
そして、引用した今この時も、やっぱりツンとなっています。
Comments