亭主関白を望まない夫たち
きのうの朝日新聞に、「妻は強く、夫は弱く 変わる夫婦像」という記事が載っていました。
博報堂生活総合研究所が10年ごとに実施している調査によると
(今年の対象は東京・神奈川・千葉・埼玉に住む20~59歳の夫婦630組)
「家庭でもっとも決定権を持っている人は?」の問いに
「妻」と答えた夫婦が30.3%。(過去最高)
「夫」と答えたのは38.3%。(過去最低)
30年前は、「夫」という答が72.4%を占めていたそうです。
年代別に見ると、妻が30代以下の夫婦では
「妻」という答が「夫」を上まわっている。
これは初めてのことだとか。
私が注目したのは、「夫婦像の理想と現実」。
夫と妻の回答は、理想と現実の双方とも「友達夫婦」という答が一番多く、
「亭主関白」と答えた夫は過去最低になったとのこと。
夫婦の現実が亭主関白ではないのはわかるけど
亭主関白は今や夫にとっても理想ではないんですね。
ここに一番時代の変化を感じました。
調査には「配偶者がいないと暮らしていけない?」という質問もあり、
YESと答えた夫は67.1%いて、YESの妻の59.5%より多くなっています。
このこととも関係しているのかもしれませんね。