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販売店でリフレイン


新しく始める連載の締切りまで、あと4日。

今回はエッセイをリレー連載するもので、

その内容に合った写真も執筆者が準備することになっています。

私がスマートフォンもデジタルカメラも持っていないことは

以前、「スマートフォンデビュー、待ったなし!?」という記事に書きました。

原稿と写真の送信締切を控えて

先日、携帯電話の販売店に相談に赴きました。

窓口で対応してくれたのは、20代であろう女性のかた。

まず、私の携帯電話は購入してずいぶん年数が経っていること、

自分としては今のままで不便を感じていないが

仕事で写真をデータ送信しなければならないので

スマートフォンに変えようかと思っていること、

でも使いこなせるか不安なこと、この三つを話しました。

以下、私と販売店のかたのやりとりです。

<シーン①>

私 「スマートフォンは私には操作が難しいと思うんです。」

販 「これはもう慣れですから。」

私 「慣れ」

  (慣れるまで私はかなり時間がかかるだろうなぁ。どのくらいかかるだろう)

<シーン②>

私 「デジタルカメラで撮ったものを、パソコンで送ることもできるんですよね。」

販 「はい、SDカードを使えばできます。」

私 「SDカード」 

  (初めて聞く単語なので、声に出して確認してみた)

<シーン③>

私 「現在も、私が使っているタイプ、いわゆるガラケーは販売されているんでしょうか。」

販 「はい、ガラホというものがあります。」

私 「ガラホ!」

  (その手があったか!)

こんなふうに、11年ぶりに携帯電話を買い替えようとした歌詠みは

販売店で窓口のかたのことばをリフレインしたのでございました。


 
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