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「水城」第271号

  • momosaran
  • 2018年11月12日
  • 読了時間: 1分

コスモス短歌会福岡支部の「水城」。

11月10日付で最新号が発行されました。

こちらの号から有川知津子さんの連載「白秋ノート」が始まっています。

第1回は北原白秋の『桐の花』所収の一首について

二度改稿されていることを詳しく書かれていて

興味深く拝読しました。

これからも楽しみです。

次に、会員のかたがたの作品よりご紹介いたします。

 中庭の上がり框に魚籠に入るいとより置かれここはふるさと

 有川知津子

 十一時過ぎに帰宅す野球部の子の練習着を妻洗ひをり

 池田 毅

 四日目の空はとびきり明るくて叔母はたしかにほほえみていし

 入江朝子

 太宰府のお守りを持つ仲良しは中国で無事に合格果たす

 栗山貴臣

 「わっしょい」の声近づけばいちだんと高く鳴きをり街路樹の蟬

 栗山由利

 亡き夫の手文庫にありきつちりと時なし大根(だいこ)の種つつまれて

 末広芳子

 腰掛けていきまへんかと裏庭の柚子の根方のサルノコシカケ

 藤野早苗


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