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一千年の満月

  • momosaran
  • 2018年11月24日
  • 読了時間: 2分

うーん、惜しかった。

一千年後の満月をゆっくり愛でることができませんでした。

何から数えての千年かというと

藤原道長が有名な次のうたを詠んだ日からです。

 この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもないと思へば

道長はこの一首を寛仁二年(1018年)10月16日に詠んだそうです。

今年の旧暦10月16日にあたるのが、昨日。

きのうは私、朝から福岡市内にでかけていて、

帰りに夜の7時半ごろクルマを発信させるときに

ほんの一瞬視野にはいった月が

まん丸で、大きくて、

あれ?と思いました。

今夜は満月なのかな。

でも、すでにクルマを走らせていたので

わざわざ路肩に停めて空をながめることまではせず - 。

うちに帰り着いてからも

一度ちらっと、さっきの月のことを思い出して

もう一回外に出て見上げようかとおもったのですが

きのうから急に冬を思わせる寒さになったでしょう?

夜遅くに外に出ると

室内との気温差がからだによくないかもしれないと

思いとどまったのでした。

それが、まさか、

道長が望月のうたを詠んでからちょうど千年後の満月だったとは。

ゆうべ月のことが気になったのが直感だったとしたら

直感にはしたがったほうがいいようです。

クルマを停めて月を見上げれば良かったなー。


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