若山牧水賞と宮崎日日新聞
- momosaran
- 2018年12月28日
- 読了時間: 2分
今年で第23回を数える若山牧水賞の受賞者は穂村弘さん。
受賞作は『水中翼船炎上中』(講談社 2018年5月発行)です。
受賞者決定はこの秋のニュースとして知っていましたが、
今日、私のもとに穂村さんの受賞インタビューが掲載された
宮崎日日新聞(12月24日付)が届きました。
新聞社に勤める知人が送ってくれたのです。
ありがたい。
本物の宮崎日日新聞を手にするのはこれで二度目くらいです。
そのインタビュー記事が載った紙面を見て、驚きました。
見開き2ページを使ってあります。
インタビューだけでなく、
穂村さんの近影(大きい)、受賞作の書影(大きい)、
選考委員4人の講評と近影(けっこう大きい)、
受賞作からの穂村さんの自選十首、
インタビューした記者のコラム、
歴代受賞者と歌集の一覧、
そして授賞式の案内(2019年1月31日)。
ちなみに写真はぜーんぶカラーです。
穂村さんのインタビュー記事というより、
第23回若山牧水賞特集といった趣です。
こちらの賞の主催者には
宮崎県・宮崎県教育委員会・延岡市・日向市と並んで
宮崎日日新聞社も名を連ねていますから
当然と言えば当然かもしれませんが
それにしても県外の者から見ると
見開き2ページを使っての短歌賞の特集はすごいなと思いました。
さすが「短歌県」を掲げる宮崎県の新聞です。
他の紙面も見てみると、
✤1面に「みやざき歌の窓」(筆者は志垣澄幸さん)
✤19面に「宮日文芸」(短歌の選者は伊藤一彦さん・浜田康敬さん・大口玲子さん)
各筆者と選者は宮崎県在住の歌人のかたがたです。
それと!
もうひとつみつけました。
✤4面(全面広告)の「みやにちナビぷら」。
こちらは「個人メッセージ」と「インフォメーション」があり、
個人や企業が掲載料を負担して広告を掲載するところです。
個人メッセージには<誕生日おめでとう>欄や<メンバー募集>欄が並んでいて
その冒頭には<短歌・俳句>欄が…!
この日の紙面にはおひとりがペンネームで一首を載せていらっしゃいました。
恐るべし、短歌県宮崎と宮崎日日新聞。
第23回若山牧水賞の紙面に戻ると、
穂村さんの自選十首の中に
昨年7月のおくら短歌講座(テーマは「星のうた」)でご紹介した一首もあったので
そのうたを記します。
ゆめのなかの母は若くてわたくしは炬燵の中の火星探検
穂村 弘 『水中翼船炎上中』
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