top of page

若山牧水賞と宮崎日日新聞


今年で第23回を数える若山牧水賞の受賞者は穂村弘さん。

受賞作は『水中翼船炎上中』(講談社 2018年5月発行)です。

受賞者決定はこの秋のニュースとして知っていましたが、

今日、私のもとに穂村さんの受賞インタビューが掲載された

宮崎日日新聞(12月24日付)が届きました。

新聞社に勤める知人が送ってくれたのです。

ありがたい。

本物の宮崎日日新聞を手にするのはこれで二度目くらいです。

そのインタビュー記事が載った紙面を見て、驚きました。

見開き2ページを使ってあります。

インタビューだけでなく、

穂村さんの近影(大きい)、受賞作の書影(大きい)、

選考委員4人の講評と近影(けっこう大きい)、

受賞作からの穂村さんの自選十首、

インタビューした記者のコラム、

歴代受賞者と歌集の一覧、

そして授賞式の案内(2019年1月31日)。

ちなみに写真はぜーんぶカラーです。

穂村さんのインタビュー記事というより、

第23回若山牧水賞特集といった趣です。

こちらの賞の主催者には

宮崎県・宮崎県教育委員会・延岡市・日向市と並んで

宮崎日日新聞社も名を連ねていますから

当然と言えば当然かもしれませんが

それにしても県外の者から見ると

見開き2ページを使っての短歌賞の特集はすごいなと思いました。

さすが「短歌県」を掲げる宮崎県の新聞です。

他の紙面も見てみると、

✤1面に「みやざき歌の窓」(筆者は志垣澄幸さん)

✤19面に「宮日文芸」(短歌の選者は伊藤一彦さん・浜田康敬さん・大口玲子さん)

各筆者と選者は宮崎県在住の歌人のかたがたです。

それと!

もうひとつみつけました。

✤4面(全面広告)の「みやにちナビぷら」。

こちらは「個人メッセージ」と「インフォメーション」があり、

個人や企業が掲載料を負担して広告を掲載するところです。

個人メッセージには<誕生日おめでとう>欄や<メンバー募集>欄が並んでいて

その冒頭には<短歌・俳句>欄が…!

この日の紙面にはおひとりがペンネームで一首を載せていらっしゃいました。

恐るべし、短歌県宮崎と宮崎日日新聞。

第23回若山牧水賞の紙面に戻ると、

穂村さんの自選十首の中に

昨年7月のおくら短歌講座(テーマは「星のうた」)でご紹介した一首もあったので

そのうたを記します。

 ゆめのなかの母は若くてわたくしは炬燵の中の火星探検

 穂村 弘  『水中翼船炎上中』


 
最新記事
アーカイブ

© 2016 by kotonohasha

当サイトの文章・画像などの無断転載を禁止いたします。

 

bottom of page