寿衣(スイ)
韓国語の寿衣(スイ)とは、
亡くなってから棺に入る際に身につける衣服のことです。
日本語の「死に装束」にあたるものを
どうして「寿」衣というのでしょうか。
韓国では、その衣装を生前につくっておくと
健康で長生きできると言われているので
親が還暦や古稀を迎える時などに
子どもたちがプレゼントすることが多いそうです。
特に、閏年に贈るのが良いとされているのだとか。
生地は綿や麻、絹といった天然素材を用いますが
現在はポリエルテルなど合成繊維のものもあります。
色は伝統的に白ですけれど
今は女性なら淡いピンク、
男性なら淡いブルーのものもあると専門家にうかがいました。
親の健康長寿を願って準備する。
それを知れば
「寿衣」というネーミングも納得ですね。