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日本人の血を引く王女

  • momosaran
  • 2019年9月12日
  • 読了時間: 2分

デヴィ夫人の愛称で芸能活動もおこなっている

デヴィ・スカルノ元大統領夫人は

19歳の時に東京でインドネシアのスカルノ大統領(当時)と

出会ったそうですね。

そのことは、ご本人がテレビ番組で語るところを聞くなどしていました。

でも、私、知りませんでした。

中東の国オマーンの元国王と19歳で恋に落ちた

19歳の日本人女性がいらしたことを。

数日前の新聞のコラムを読んで初めて知りました。

・・・・これより引用・・・・

 中東のオマーンに日本人の血を引く王女がいる。

名はプサイナ。

父はタイムール元国王、母は大山清子という日本人だ。

 2人の出会いは1935(昭和10)年の神戸。

王位を退き、アジアをめぐる船旅に出ていた当時48歳の元国王は、

19歳の清子とダンスホールで知り合い、恋に落ちた。

元国王は翌年再来日し、結婚と日本移住を決意。

2人は神戸市内の洋館で暮らしはじめ、女の子が生まれた。

それがプサイナ王女だ。

 ところが、清子は結核のため39年に23歳で亡くなってしまう。

元国王は3歳の王女を連れてオマーンに帰国。

以来王女はオマーンで暮らすようになった。夫や子どもはいない。

 73年に週刊朝日記者だった下村満子さんがインタビューし、

話題になった。

その後は、ほとんど公の場に姿を見せていない。

女性は家族以外の男性の目にふれてはいけないという

イスラム社会の慣習のためだ。

(後略)

<2019年9月7日付朝日新聞 国際面コラム「そよかぜ」

「日本人の心 今も王女に」 執筆者・鎌田悠記者>

・・・・引用ここまで・・・・

文章はこのあと、蝶が好きなプサイナ王女と日本の蝶研究家らとの

標本寄贈や手紙を通じての交流について述べます。

王女は今年82歳だそうです。

この王女と両親の話を、

まるで映画のよう、おとぎ話のようだと感じる気持ちが

まったくないことはないけれど、

それよりも、もっと深い、さまざまなことを感じさせる事実です。


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