未来を着るうた
今月21日からご紹介している、「気分が明るくなったうた」。
きのうに続いて俵万智さんのうたをご紹介します。
制服は未来のサイズ入学のどの子もどの子も未来着ている
俵 万智
入学式のうたですね。
大人の目から見た、入学式の子どもたち。
中学3年間、または高校の3年間に
生徒たちの身体はぐんと大きく成長します。
(小学校も制服のあるところはありますね。
小学校6年間なら、なおさら高学年との差が大きい)
ですから、卒業までずっと着られるように
1年生の今は体に合っていない、
大きめの制服を着ているのですね。
そのことを「未来のサイズ」と詠っています。
「未来」と「どの子も」のリフレインが
自分の子どもだけでなく
その場にいる生徒たちみんなの未来を祝福しているような明るさを
感じさせます✨
新型コロナウイルスの件で
今春の入学式を中止する大学もあると聞きます。
新入学生はもちろんのこと
ご家族も残念な思いでおられることでしょう。
現在の状態が落ち着いたら
何か入学式に代わる催しなどあればいいなあと思います。