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旧伊藤伝右衛門邸が国の重要文化財に

飯塚市の旧伊藤伝右衛門邸が「旧伊藤家住宅」として

国の重要文化財に指定されることになりました。

文化審議会が16日に国に指定を答申したということです。

旧伊藤邸の庭園はすでに国の名勝に指定されています。

今回重要文化財となるのは

長屋門や書生室を含めふくむ7棟。

2階に白蓮さん(歌人の柳原白蓮)の居室だった座敷がある母屋は

もちろん含まれます。

私が2018年から2019年にかけて月刊「俳句界」に連載したエッセイにも書きましたが

旧伊藤邸は取り壊しの危機にあったのを

地元の有志のかたがたが保存運動をおこない

現在のかたち(市の所有・一般公開)につながった経緯があります。

その保存運動には女性も多く関わっておられました。

そうしたかたがたは

今回の指定をことのほか喜ばれているのではないかと拝察します。

幸い私は市内に住んでいて

これまで旧伊藤邸に足を運んだのは数十回に及びます。

そのたびに白蓮さんのお部屋だった2階のお座敷に上がり

窓から庭園をながめます。

当時の白蓮さんに思いをはせながら。

おとといに訪れたときも同じようにひとときを過ごしました。

おとといは、秋の企画展の開催中ではありますが

新型コロナウイルスの影響で団体の見学のかたがたが来られないため

邸内も庭園も静かでした。

ちょうどその16日から

インターネットを通じて旧邸内や庭園を

3Dパノラマビューで見られるようになったそうです。

行ってみたいけれどまだコロナ禍が・・・というかたもおられるかもしれません。

そうしたかたはまず3Dパノラマビューで楽しまれるのはいかがでしょうか。

自分で訪れたかのような感じで旧邸内や庭園のようすを見ることができます。

飯塚市歴史資料館のホームページなどからアクセスできます。

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