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コロナ禍の時代に、文学の持つ力とは

ノーベル文学賞に

アメリカの詩人、ルイーズ・グリュックさんが選ばれたことについて

翻訳家の鴻巣友季子さんと比較文学研究者の秋草俊一郎さんが語った記事を

読みました。

(10月11日付 朝日新聞)

その中で

「コロナ禍の困難な時代に、文学の持つ力とは」

と質問されて

おふたかたのことばが次のように載っています。

<鴻巣友季子さん>

「書く側が何を書いていくべきかを問われ、

 読者は人間の生を支えてくれるものを求める。

 政治的なメッセージを込めようとして書くよりは、

 人の生きる暮らしをやむにやまれず書いていたら

 そこにメッセージが宿り、

 読者が読み取るというのが本来の順番なのかなと。」

<秋草俊一郎さん>

「文学の魅力は個人的なものというところですかね。

 語り合うのも良いけど、一人で楽しむ良さ。

 作品があった読者がいるというシンプルに向き合える形ですね。」

特に、鴻巣友季子さんのことばの後半部分には

そうだよね?

やっぱりそうだよね!

と大きくうなづいたのでした。

 
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