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第66回角川短歌賞ー応募の最高齢

角川「短歌」11月号に第66回角川短歌賞の選考結果が掲載されています。

受賞したのは田中翠香さん(「光射す海」)と道券はなさん(「嵌めてください」)。

久しぶりに同賞への応募状況もじっくり読んだところ、

今年の応募総数は609編。

内訳は

10代22名。

20代132名。

30代102名。

40代125名。

50代77名。

60代78名。

70代56名。

80代10名。

90代2名。

不明5名。

最高齢は91歳、最年少は14歳、と記されています。

応募作品609編から編集部による予備選考を経て

33編が予選通過作品として一覧表が掲載されています。

作品タイトル、氏名、所属結社、生年、選考委員からの得票が載っているものです。

生年は元号で記されており

昭〇〇

平〇〇

というふうにずらりと並んでいます。

申すまでもありませんが

昭和〇〇年生まれ、平成〇〇年生まれ、の略ですね。

ふと気が向いて、

予選通過作品33編のうち昭和生まれの作者は何人いるのか数えてみました。

15名でした。

そして、その中に昭和11年生まれのかたがいらっしゃいました。

昭和11年(1936年)生まれといえば

今年84歳になられるということですね。

新人賞ですから

当然若い世代の応募や予選通過が多い中で

なんだか元気づけられるような気がしました。

「かりん」にも

84歳で短歌を始めて

90歳を過ぎてから初めての歌集を出されたかたがいらっしゃいます。

それを思うと

始めるのに遅すぎるということはないと実感するし

私なんかまだまだ人生経験が足りないという気がしてきます。

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