運は準備ができた者に
ノーベル賞受賞者の物理学者・小柴昌俊さんが亡くなりました。
「運は準備ができた者にしかこない」。
小柴さんが残されたという言葉です。
世界で初めて
太陽からニュートリノが大量に届くことを証明した折、
「運がいいですね」と言われて
真っ赤になって怒り、
冒頭のことばをおっしゃったのだとか。
確かにそうかもしれません。
ノーベル賞を受賞した大科学者と自分を同じようには考えていないけれど
これはたくさんの人にあてはまることなのではないでしょうか。
もし、自分に運が向いてきたとしても
それを生かすだけの準備ができていなければ
そのチャンスをつかまえることはできませんものね。
新型コロナウイルス感染確認数が
この秋は福岡県内ではひとけた台でした。
筑豊地区でも、
「第2波」と考えられる7月(7/2)以降、
ほぼ毎日感染が複数確認されていたのが
9月17日を境に
(途中10/17に1名確認されただけで)
ゼロの状態が続いていました。
「第2波」がようやくおさまったかと
警戒は続けつつも、ひとまず胸をなでおろしたわけですが
(それでいいづか短歌サロンも8カ月ぶりの会場開催ができました)
今月(11月)に入って福岡県内での感染確認数がふたけたになりました。
おとといは22名。きのうも22名。
そして今日は35名。
筑豊でも11月6日以降、毎日のように感染が確認されています。
全国的にも感染者数の過去最多を更新し続けていますね。
この状態を日本医師会会長が
「第3波と考えてよいのではないか」とおっしゃっています。
あと10日で今年も師走を迎えますが
この冬も、ほぼうちにこもりきりになりそう。
思い返せば、全国の小中学校を休校とすると突然決められたのが
今年の2月下旬でしたね。
あと3か月で
このステイホームの状態は1年を迎えます。
いまだ出口は見えないけれど
「いつ終わるかわからない」と言うと気持ちが沈むので
「いつかは終わる」と言い換えて
乗り切りたいものです。
いつかコロナ禍の時代が終わる時のために
現在のおうちごもりの状態を「準備の時間」として過ごしたいものです。