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水のうた

  • momosaran
  • 2023年7月30日
  • 読了時間: 2分

<2023年7月30日>


今月のいいづか短歌サロン(第64回)は昨日おこないました。


日射しでやけどしそうな暑さの中、


(肌の弱い私は実際そのようになってしまいました(><)


(全国的な猛暑、きのうの飯塚は気温36度まで上がりました)


いつもご参加くださるかたがたが元気にお顔を見せてくださって


うれしいことでした。


さらに!


先月見学にこられたかたが今月からご参加くださって


うたのお仲間が増えたことをほんとうに嬉しく思います。


筑豊にお住まいのかただけでなく


少し離れた街からクルマで1時間ほどかけて来られるかたも


複数おられます。


ありがたく、内容をさらに充実させたいと励みになります。


さて、今月の前半、秀歌鑑賞のテーマは「水のうた」。


これは広いテーマで、海も川も雲も含まれるので


今回はなるべくそうではない水のうたをご紹介、解説しました。


(「海のうた」や「川のうた」はすでに以前取り上げました)


その中で、次の1首をご紹介した時のことです。





夏になりて水をたくさん飲む猫よのみたまへのみたまへいのちはつづく


小池 光





おひとりのかたが手を挙げられておっしゃることには、


今朝、自宅でまったく同じことがあったとのこと。


その猫にたくさん飲みなさいと声をかけられたそうです。


小池光さんが詠まれた猫は


収録された歌集『思川の岸辺』 によると老齢のようです。


手を挙げられたかたの猫もかなり年齢が高いそうです。


おうちを出る前のできごとと同じ内容のうたが紹介されて


びっくりなさっていました。


これも私がしばしば触れる「短歌の偶然」ですね(=^∸^=)


そしてこの1首については


老齢の猫が水をたくさん飲むのはどんな状況と考えられるか


というお話が他のかたから出て、


猫にくわしいかたが読むと解釈もまた変わる可能性を感じました。


今月の詠草(テーマは自由)は半数弱が水に関するもので、


水玉模様、お白湯、豪雨、海など。


各詠草への評も、質問も活発に出て


終了予定を20分オーバーしての充実した時間でした。



次回の秀歌鑑賞のテーマは「花火のうた」です。


花火といえば、


長く続いてきたのにコロナ禍の前に中止になっていた


飯塚納涼花火大会が今年は復活!!


8月1日(火)に開催されますー。


 
 
 

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