「かりん」11月号-小高賢特集
<2024 年11月29日>
今月号は5日に届きました。
「かりん」誌は毎年5月号と11月号に特集が組まれます。
今号の特集は2014年に亡くなった小高賢さん。
没後10年の節目に改めて小高さんの短歌作品と評論を振り返ることで
小高さんが投げかけた問題を振り返るという趣旨が載っています。
小高さんは広く結社内外の歌人と交友をもっておられたようです。
亡くなって10年がたっても
さまざまなかたの文章やうたに小高さんの名前が出てきます。
「かりん」会員はもちろん、
そうなくても小高さんに励まされたというかたは多いようです。
私もそのひとりで、
そもそも短歌結社に入る決心をしたのは
初対面の折に小高さんからかけられたことばがきっかけでした。
今回の特集は23頁から47頁まで。
総論1名・評論5名・エッセイ1名・一首評4名という充実したものです。
あいにく今月は公私ともに慌ただしく過ごしていて
今月号をまだほとんど読めていません。
仕事のほうが一段落ついたら味読したいと思っています。
なお、今月号に第21回筑紫歌壇賞贈賞式の報告記を執筆しました。
私の短歌作品は「チェンジアップ」6首が掲載されています。
私にしては珍しい、野球を詠んだ連作です。
結びに、今月号の馬場あき子先生の短歌作品7首より
2首をご紹介いたします。
自らを年寄ですと言ひしよりまんじゆしやげ朱き秋を年寄る
おばあさまの手が溶きくれし麦こがし香る明るき秋の午後なり
馬場あき子
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