「かりん」12月号-年間展望
<2021年12月12日>
今月号は2日に届きました。
毎年12月号には「年間展望」が掲載されます。
会員の1年間(昨秋~今秋)の作品について
各欄ごとに1人の会員が執筆します。
今年は9名のかたが担当なさっています。
各欄の1年間の作品といえば膨大な量です。
それに目を通して書くのですからたいへんだったことと思います。
私もこれまで2度ほど執筆したことがあります。
最初は2014年だったかと思います。
まだ「前月号作品鑑賞」の執筆(2015年~2021年まで担当)
を始める前でしたので、とても緊張しました。
これまで「かりん」に書いた中で一番長い原稿です。
「かりん」に入って6年目。
まだ自分としては新人の感覚で
どのくらいの時間がかかるかなど勝手もわかりませんでした。
結果としては、
当時は博多の事務所に勤めておりましたので
何週かの土・日に加えて
その年の夏休み(全3日)を「年間展望」執筆に捧げました(=^∸^=)
それでも時間が足りず、
秋になって執筆のために代休を2日とって
ようやく完成させた思い出があります。
なので、毎年12月に年間展望の文章に接するといつも
執筆なさったかたのご苦労を思います。
今月号では、私のうたは
その「年間展望」と、
「前月号の10首(本欄・坂井欄)」
そして「オンライン歌会雑記」で取り上げられていました。
ありがとう存じます。励みになります。
それぞれで取り上げてくださったうたをご紹介いたします。
✤年間展望(山花集) <執筆:奥山恵さん>
二十分で終わりし手続き韓国で生き続けていた母を死なせる
✤前月号の10首(本欄・坂井欄) 〈選:坂井修一さん〉
ネットサーフィンやめられなくて夕光(ゆうかげ)の浜辺にぐったり打ち上げられる
✤オンライン歌会雑記 (執筆:山下騰子さん)
ソリは声ソリはさえずりソリは風ソリはせせらぎ あふれてこの世
それでは、本日の記事のトリとして(なんか紅白歌合戦みたいですね)
今月号の馬場あき子先生の作品より1首ご紹介いたします。
散り敷ける金木犀の内に入り猫は溺るる遊びしてをり
馬場あき子
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