「かりん」1月号-ことこと
<2022年1月3日>
みなさまに新年のご挨拶を申し上げます。
3が日はどのように過ごされましたか?
2022年の当ブログは「かりん」1月号の記事から始めたいと思います。
1月号は12月27日に届きました。
毎年1月号から表紙が変わるので
1月号は封を開けるのにその楽しみも加わります。
今年の表紙は赤い旗を掲げた帆船が描かれています。
去年の表紙ともリンクするような気がしました。
今月の馬場あき子先生の作品7首より、1首ご紹介いたします。
坂の森どんぐり雨のごと降りて行き来に打たるどんぐりは打つ
私は今月号に7首送って6首掲載されています。
(毎月10首以内を送ることができ、選者の選を経て掲載されます)
タイトルはつけてもつけなくてもよくて
私はつけないことが多いのですが
今月のうたには「ことこと」というタイトルをつけました。
このブログにも書いた、あんこを手づくりしていることを詠んでいます。
その中に1首、どんぐりのうたがあります。
今月の馬場先生の作品7首を拝読したところ
どんぐりのうたがあったので
なんとなく嬉しい気持ちになりました(=^∸^=)
では、今月の私の作品全6首をご紹介しますね。
ことこと
二時間を煮られてわれをなごませる小豆いまはまだ他人の硬さ
長月や小豆ことこと煮てゆけば四十の母のぜんざいの匂い
手をかけた分だけうれしさ増量す小豆ことことあんこことこと
籠もり居も捨てたものではないと言おうあんこ作って漢詩を読んで
ことんことん日傘に落ちるどんぐりがわれに知らせるもう秋ですよ
乳母車黒しよ中のブルドッグ黒しよ夕陽沈まんとする
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