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「かりん」1月号-山花集*14

<2024年1月10日>


「かりん」2024年1月号は歳晩12月31日に届きました。


年の瀬に届く1月号は次の1年を飾る新しい表紙が楽しみです。


2024年の表紙には窓が4つあります。


窓の構造はみんな同じですが


それぞれ色が違うし


カーテンがついていたり、ブラインドが半分降りていたり、


鎧窓がしまっていたり、それぞれ違う窓に見えます。


4つの窓のうち少し開いている窓には小鳥がとまり


半分開いている窓には猫の姿があります。


この表紙が表しているものを考えると味わい深いなと思います。


巻頭の「さくやこの花」(馬場あき子先生執筆)は第156回。


今回取り上げられた1首も前回に続き岩田正先生への挽歌です。







衛星のごとく互(かたみ)にありたるをきみ流星となりて飛びゆく


                   『あさげゆふげ』 (2018年刊行)






この1首じたい、たいへん印象深いうたですが


今回の「さくやこの花」の文章も忘れられないことでしょう。


しんしんと胸にしみました。



(「さくやこの花」は「かりん」のHPに順次アップされています)





私のうたは「トラガダ」7首が掲載されました。


1年ぶりに「山花集」に載って(14度目)励みになりました。


ありがとう存じます。


「かりん」1月号を手にしたのは大晦日の夕方だったのですが


そのおかげで新年を迎える準備もはかどりました。


今回の年末はギリギリまで仕事をしていて


大晦日の夕方になっても


まだいろいろとやることが残っていたんです。


素直に喜んだのを力にして


その後、お掃除をしたり、がめ煮を作ったり。


「紅白」をチラチラ見ながら料理を終えて台所をかたづけたら


年が明けました。



それでは、今月号の私の「トラガダ」7首から1首ご紹介します。







トラガダに「帰ってゆく」と「亡くなる」のふたつの意味あり

                            飛行機雲見る


                      キム・英子・ヨンジャ







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