「かりん」3月号-ベルベット
<2022年3月7日>
今月号はきのう届きました。
早くも今年の全国大会についての連絡が載っています。
紙上歌会と講演の2本立てであるところは昨年と同じですが
講演・パネルディスカッションのほうは
昨年が当初からオンラインでの開催として案内されたのに対して
今年は会場での開催が予定されています。
(7月23日(土)、東京・中野サンプラザにて)
ただし、コロナ禍の状況によっては
インターネットでのリモート講演会となるということです。
(7月24日(日))
会場開催かリモート開催になるかは5月号で案内さるれることになっています。
さて、今月号には馬場あき子先生の作品は7首並んでいます。
馬場先生は小さな生き物を詠んだうたが多いと言われますが
今月号でも7首のうち3首は守宮のうたです。
その中から1首ご紹介いたします。
守宮の子小さな手指いつぱいに開いて生きたい姿で死んで
馬場あき子
「かりん」は毎月10首以内を送れます。
私は今回は6首載っています。
実は送ったのも6首。
送ったうたが(選歌を経て)すべて掲載されたのは
記憶が正しければ今回が初めてです。
個人的にも悲しいことで胸が押しつぶされそうな夜が続いていますが
せめてこのことをささやかな喜びとしたいと思います。
今回の6首には「ベルベット」というタイトルをつけました。
きのうのブログに書いた、母の形見のチョゴリを詠んだ一連です。
その中から1首記します。
わたしにと遺ししチョゴリ襟もとは清らに白しきりっと白し
キム・英子・ヨンジャ
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