「かりん」4月号-ウルジマラ
- momosaran
- 4月8日
- 読了時間: 2分
更新日:4月13日
<2025年4月8日>
今月号は4日に届きました。
編集・発送に携わっておられるみなさま、ありがとう存じます。
馬場あき子先生が長年つとめてこられた朝日歌壇の選者を
この3月末日をもって退任されました。
「かりん」3月号に執筆した「あの日あの歌」でもふれましたし
このブログにも書きましたように
私は22歳から「かりん」入会(2009年1月)までの年月、
断続的に朝日歌壇に投稿していました。
馬場先生に拙歌を採っていただいたこととその選評が
短歌の、というより人生の大きな励ましとなったことが
何度もあります。
2005年に第1歌集『サラン』を出版するまでは
短歌について話のできるひとがまわりにいなくて
朝日歌壇が私のうたの場だったともいえます。
そんな私が初めてことばをかわした歌人も馬場先生でした。
それも朝日歌壇でのご縁があってこそのことだったと思います。
今月号の馬場先生の作品より1首ご紹介します。
枯れ色の視野に静かな雨が降りできる仕事もしだいに終る
馬場あき子
私のうたは6首が載っています。
幾首か記しますね。
泣き声(ウルンソリ)聞こえたようで目をさますまさかわたしが泣いていたのか
泣くんじゃない(ウルジマラ)、泣くな(ウルジマ)と小(ち)さき声がする
亡きかたをまた困らせている
悲しみを悲しみとして抱いてゆくブルーがブルーブラックになる
キム・英子・ヨンジャ
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