「かりん」4月号-山花集*16
<2024年4月27日>
「かりん」今月号は5日に届きました。
巻頭の「さくやこの花」(馬場あき子先生執筆)は第159回。
次の1首を取り上げておられます。
ゆつくりと狭霧ゆらげる庭なかに浴身のごと立てる月桃
2021年1月「短歌研究」
このうたが生まれたすじみちを書いておられます。
(「さくやこの花」は「かりん」のHPに順次アップされます)
私のうたは「イム」6首が山花集に掲載されました。
(山花集は本欄からの特選欄。2018年5月に新設)
3月号に続いて16回目です。
たいへん励みになります。ありがとう存じます。
「イム」は韓国の固有語です。
「あのかた」「君」というニュアンスで
思慕する対象を指すことばです。
現代では恋人を表す場合が多かったり、そう訳されたりしますが、
本来は主君、親子、友、恋人、民族の英雄、祖国、神など
広い意味で使われました。
愛とともに、尊敬し、仰ぎ見る対象であり、
尊く無限の価値をもった存在を表すことばです。
Comments