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「かりん」6月号ーごめんなさい

<2022年6月8日>


今月号は4日に届きました。


現在の世界情勢を反映して


「ウクライナ」の5文字が全150頁の誌面にあふれています。


今月号の掲載作品から3首ご紹介します。




文楽の爺のかしらに花が散るにがい笑ひに似合ふさくらは


馬場あき子




つらなめてわかき教授らこのわれを恐竜の化石見るやうに見る


坂井修一




でんでんむしのかなしみ思ひて生き耐へし皇后 「もう無理」といはずに


米川千嘉子






今月の「支部のしおり」は


かりんZONTAGU会(福岡支部)。


支部会員の長谷川隆子さんが


会の近況とともに会員の食にまつわるうたを紹介しておられて


わたしの1首もその中にあります。




二時間を煮られてわれをなごませる小豆今はまだ他人の硬さ


キム・英子・ヨンジャ





それから、前月号作品鑑賞のページで


私の次のうたが取り上げられていました。


(執筆・刀根卓世さん)


ありがとう存じます。


励みになります。


このうたは「かりん」の若手、川島結佳子さんも


Twitterでご紹介くださいました。


関心を寄せてくださったこと、ありがたく存じます。





息が息が苦しくなるからごめんなさい戦争のニュースを私は見ません


キム・英子・ヨンジャ



 

 

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