「かりん」7月号②-山花集
私のうた、今月は山花集に掲載されていました。
山花集は、本欄会員の作品から編集委員のかたが選んだものが掲載されるページです。
2018年初夏に設けられた山花集には、はじめなかなか載らず
ベテランばかりの本欄の中から選ばれるのはむずかしいなあと実感したことでした。
翌年に初めて掲載されて、今回で9回目になります。
ありがとう存じます。
励みになります。
では、そのうちの5首をご紹介しますね。
香りには幼き頃の全能感ガーナチョコの封を開ければ
祖国より戻れる父に抱きつきし六つの記憶チョコと味わう
<五月劇>韓国にあり光州の五月のあの日を描いてやまぬ
上着紐(オッコルム)うまく結べて晴れ晴れし米色のチョゴリ水色のチマ
袖口に紺をあしらうそのかみは男の子(おのこ)を生みしおみなの袖なりき
キム・英子・ヨンジャ 「かりん」2021年7月号
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