「かりん」7月号-山花集*18
- momosaran
- 1 日前
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<2025年7月1日>
今月号は本日届きました。
編集や校正に携わっておられるみなさま、
そして配送のかたがた、ありがとう存じます。
日本郵便のトラックの問題があって
郵便事情はこれからますます悪くなるのではないかと危ぶむなか
今月はなんと遠い福岡に1日に届きました。
まずは、馬場あき子先生の作品7首より1首ご紹介します。
思ひ出さねば人はどんどん淡くなる誰かのなかのわれの暮れ色
馬場あき子
わたしのうたは6首が山花集に掲載されています。
5月号に続いて、通算18回目となります。
ありがとう存じます。
自信のあるうたとかではまったくなかったのですが
ただ、推敲に苦しんだ跡が短歌ノートに残っていて
意外である分いっそううれしく、励みになります。
その6首から前半の3首をご紹介しますね。
母の母語とわたしの母語は違っててごめんね芯にたどりつけずに
母国語(ウリマル)をわれらもち得ず習い来しことばは母には遠いことばで
お母さん(オモニ)じゃなくてウムイだと直された母の海辺の故郷の方言(サトゥリ)で
わたしの母は1920年代に韓国の慶尚南道で生まれ、
数え年19歳のときから亡くなるまで日本で暮らしました。
日本で生まれ育ったわたしの母語は日本語。
韓国語はほとんど話せないのです。
それでも幾度かチャレンジをして
習ってきたばかりの韓国語で母に話しかけたことがありました。
でも、習う韓国語とはソウルのことばが基準になっているのでしょう。
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