「かりん」8月号-女王は
<2022年8月12日>
昨日あたりからお盆休みに入ったかたも多いかと思います。
今日はいいづか短歌サロンの(紙上開催中)の詠草
(毎月15日締切)がおふたかたから届きました。
何かと慌ただしい時期にも関わらず
締切3日前に早くも出していただいて
ありがとう存じます。
さて、「かりん」今月号は6日に届きました。
評論は若手の丸地卓也さんが
「受け継がれる老いの歌-近世から現代-」と題して
論じておられます。
老いの歌と目にしてすぐに思いおこされるのは
「かりん」でお世話になった小高賢さんの
『老いの歌―新しく生きる時間へー』(岩波新書・2011年)です。
小高さんは70歳を迎える前に亡くなりましたが
この本は折にふれて読み返しています。
では、今月号の馬場あき子先生の作品より
1首ご紹介いたします。
かの日爆弾は四階を地下へと貫通せり命なきごと伏しゐしわれら
馬場あき子
最期に、私の今月の掲載歌より2首記しますね。
ひとびとが春に愛してやまぬもの日本はさくら韓はれんぎょう
(韓=から)
女王は乙女のごとく笑いきと在位七十年に徹子さん言う
キム・英子・ヨンジャ
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