「形なし」と「型破り」
<2023年1月15日>
師匠から落語を教わるときのことを
春風亭一之輔さんがこんなふうにおっしゃっていました。
”まず、師匠の型を一生懸命コピーする。
そうすると、自分の個性が出てくる。
型どおりやっててもしようがないよって気持ちが芽生えてくる。
(自我が芽生えてくる)
と、型をちょっと踏み外したり、型の外に出たり。
元の型もおぼえておくんです。
ずっと。
型を身につけないで自分の色を出そうとすると「形なし」になる。
型を身につけた上で飛び出していくのは「型破り」。
全然違うものだ。”
短歌にも通じるところがあるように思います。
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