「水城」第287号
- momosaran
- 2024年3月8日
- 読了時間: 1分
<2024年3月8日>
コスモス短歌会福岡支部の会報「水城」が届きました。
(2024年3月10日付 発行)
「コスモス」福岡支部のみなさま、
いつもご恵送くださり、ありがとう存じます。
会員のかたがたの作品より
一読して印象に残ったうたをご紹介いたします🐤
炊きたての飯をしやもじでかき混ぜてふんはりとした湯気を吸ひこむ
池田 毅
川沿ひにちひさな靴が落ちてゐる抱き上げられるときに落ちしか
有川知津子
小公園交替制なり黄の帽の児ら去り緑の帽の児ら来る
有中房子
向かう岸に船が入りきてすうびやうごこちらの岸を打ちつける波
大野英子
胸はつて歩かなきやつて背をのばす二センチくらゐ高くなつたよ
栗山由利
めづらしく雷ともなひて夕立(ゆだち)降る雨のむかうに母と青蚊帳
末広芳子
涙腺はほどほど緩くなりましてもう六十五 われはじいさん
辻本 浩
畳屋と下駄屋の下のせまき部屋ちやぶ台ひとつ置かれてしづか
中村仁彦
雨といふ字の点々が降つてきて舟といふ字になつて流れる
永田惠美
初任地の佐渡にて見初められたるを祖母は言ひたり十五のわれに
橋本宣子
町並みの背後に見えて吉野ケ里環濠集落茅葺きの屋根
播田小弓
最新記事
すべて表示<2025年4月20日> 「かりん」の貝澤駿一さんが第一歌集を出版されました。 ( 本阿弥書店 2025年3月1日発行 2,200円+税 ) 松村正直さん・井上法子さん・坂井修一さんが栞を書いておられます。 歌集の中で、高校時代から教師である現在までの時間が流れます。...
<2025年4月19日> 今月、飯塚市歴史資料館に足を運びました。 市内の山王山古墳が15年の発掘調査を終えて 同館で関連の展示がおこなわれているのに合わせて 発掘調査を担当されたかたが くわしい報告をなさる講座がおこなわれたのです。...
<2025年4月17日> 「ときめきポイント✨」と題した記事に書いたように 私が韓国ドラマ、特に時代劇でときめくポイントは チマチョゴリ(伝統衣装)、韓茶、詩歌、などです。 ドラマ「麗~花萌ゆる8人の皇子たち~」について...
Comments