台所にあるもののうた-第54回いいづか短歌サロン
<2022年9月30日>
今月のいいづか短歌サロン(コロナ禍のため紙上開催中)は
本日付で発行しました。
ご参加のかたがたにはすでに届いているかと思います。
今回のテーマは「台所にあるもののうた」。
聞くところによると
うちの中で物の種類がもっとも多いのが台所なのだそうです。
また、うちの中でもっとも生命とつながっているところでもあります。
ご参加のみなさまの詠草は
半数がこのテーマで詠まれたものでした。
お水。お鍋。カトラリー類などです。
紙上短歌サロンをご郵送する折は
絵本『ぐりとぐら』の切手で。
ホットケーキを作っている最中のフライパンの絵柄です。
今回のテーマにちなんで(=^∸^=)
花火を詠まれたかたには、
東京の隅田川花火大会の切手でお送りしました。
表紙にも毎回なにがしかのワンポイントをつけています。
今回は韓国のアンティーク刺繡(朝鮮時代)の写真を貼り付けました。
スヂョチプといって匙とお箸のセットを入れるものです。
鶴や牡丹など吉祥の文様が色鮮やかに刺繍されています。
女性が結婚するときに自分のスッカラ(匙)と箸(チョッカラ)を
これに入れて持っていったと聞いています。
これも今回のテーマにちなんで。
では最後に、
秀歌鑑賞で取り上げた中から1首ご紹介いたします。
鳥脳裂く一丁に砥ぎいだす夏空ぞしんかんたるしじま
馬場あき子 (鳥脳=とりなずき)
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