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最後の歌会

<2023年11月9日>


飯塚市のお隣の桂川町で何十年も続く桂川短歌会にご縁をいただき、


指導者という立場でうたの場をごいっしょするようになったのは


2021年1月から。


コロナ禍になってもうじき1年という頃で


感染防止の観点から指導はずっと文書で続けました。


時季に合わせた秀歌をご紹介、解説もおこなっていました。


今年の春からようやく会場に出向き、


毎月1回、同会のみなさまとうたのひとときを過ごしてきましたが


この8月が最後の歌会となりました。


以前からいつまで続けるかを検討しておられて


このたび会として40年余の活動に区切りをつけられました。


高齢化にともなう問題があったようなので


私でお手伝いできることはしたいと申し出ていましたが


会のみなさまで話し合われた上での決定ですので


さびしいでけれど、いたしかたないことですね。


1番の思い出は合同歌集「けいせん」の刊行です。


みなさまで刊行を検討しておられたようで、


私は校正と歌稿の入力をいたしました。


2021年の秋からとりかかり、3校をへて


2022年春に刊行の運びとなりました。


長い活動のなかからそれぞれ自選された40首が並び、


重厚な内容となりました。


8月におこなった最後の歌会では


みなさまへのサプライズとして


「けいせん」の各自の40首の全体の評と、


加えて「この1首」を選んで評を述べました。


今回ご参加できなかった会員のかたや


体調の問題で退会されているかたには


歌会後に文書でそれらをお届けしました。


2年半余のうたのおつきあいでしたが


みなさまの作品から


これまでの時代の暮らしを教えられることも多くありました。


ご縁に感謝いたします。










 

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