第21回筑紫歌壇賞 贈賞式
<2024年9月10日>
9月1日、福岡県太宰府市で
第21回筑紫歌壇賞の贈賞式がおこなわれました。
台風10号の影響が心配されましたが
この日は九州からは遠ざかり、朝から晴れて
猛暑日の連続記録で全国的に話題になった太宰府市は
この日も気温34度以上。
それでもたくさんのかたがこの地に集いました。
筑紫歌壇賞は60代以上の作者による第1歌集が対象です。
今年の受賞作は本屋敏郎さんの『神話街道』。
本屋さんは鹿児島県在住で
短歌結社「南船」と「かりん」に所属されています。
この日は来賓として
「南船」の菊永國弘さんと「かりん」の米川千嘉子さんが
お祝いのことばを述べられました。
受賞者の本屋さんにはたくさんの花束が贈られ、
そのひとつは「かりん」ZONTAG会(福岡支部)から。
謹んで私が贈呈のお役をつとめました🌺
会場では首都圏からかけつけられた米川さんをはじめ
西日本各地の「かりん」会員のかたがたと
「かりん」の福岡支部会員が
本屋さんのご受賞を喜びました。
贈賞式に続く第2部はシンポジウムです。
今年のテーマは「風土のちから」。
このテーマは、ご受賞作にちなんでいると同時に
太宰府という地にもちなんでいます。
パネラーとして選考委員の
伊藤一彦さん・小島ゆかりさん・桜川冴子さん、
しらぬひ会の竹中優子さんと山下翔さんが登壇。
このシンポジウムもたいへん興味深いものでした。
コロナ禍になってから短歌のイベントがほぼ中止になり、
オンラインで開催されることが多くなりましたね。
昨年くらいから以前のような会場開催も増えましたけれど
私にとってはこのように多くのかたが集う短歌イベントは
コロナ禍以降、4~5年ぶりのことです。
会場のあちらこちらで声をかけていただいて、嬉しいことでした。
受賞歌集『神話街道』は発行されてまもなくこのブログでご紹介して
作者の本屋さんとはお手紙のやりとりをしましたが
初めてお目にかかるのがこのようなお祝いの席であったことも
喜ばしいかぎりです。
何年ぶりかにオンラインではなく直接、
米川さんはじめ「かりん」のかたがたにお会いできたのも
感慨深いものがありましたー。
そして、
何年ぶりかでお聞きした伊藤一彦先生の力強いお声と
小島ゆかりさんのさわやかなお声にも
元気をいただいた気がします🌞
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