短歌コンクールの表彰式で
<2022年11月30日>
私の住む飯塚市のお隣、嘉麻市。
嘉麻市はご存じのように万葉歌人、山上憶良ゆかりのところです。
そちらの市民団体「嘉麻のおくら短歌同好会」が主催する、
全国の小・中学生を対象とした「嘉麻のおくら短歌コンクール」。
私も第1回から選者として関わっています。
コロナ禍のため2020年と2021年は中止されましたが
今年、3年ぶりに開催されました。
今年のテーマは「願い」または自由。
このテーマは憶良さんが
七夕のうた12首を万葉集に残していることにちなんでいます。
願いを書いた短冊を笹竹に吊るす七夕の風習は
ぐんと時代が下って江戸時代から始まりますが
短歌をよせてくれる子どもたちは
夏休みの宿題として短歌をつくることが多いようで、
そうすると旧暦7月7日は夏休みの最中ですしね(=^∸^=)
同コンクールは第1回~第3回まで全国から1000首余りの応募がありました。
今回、3年ぶりにも関わらず
同じくらい(約990首)の短歌が集まったのはほんとうに嬉しいことです。
27日(日)には嘉麻市で表彰式がおこなわれました。
お天気もとても良くて、小春日和♪
私は小学生部門の選考を担当したので
各賞を受けた小さなかわいらしいみなさんに
賞状を手渡した後、小学生部門全体の講評をおこないました。
私が金賞に選んだのは、小学1年生の作品。
ヘラクレスオオカブトという世界最大のカブトムシを詠んでいます。
そのカブトムシの大きさと強さへの憧れが感じられました。
表彰式後の記念写真撮影のとき
金賞を受賞した男の子と少しだけお話ししました。
ほんの短いやりとりでしたが
そのひとことで
ヘラクレスオオカブトが大好き!という気持ちが
すごく伝わってきました。
これが、表彰式での私にとってのハイライトです♪
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