50回目のマウム(心)
先日、福岡韓国教育院の先生がたや「マウム(心)」に執筆なさっている先生がたと
ゆっくりお話しする機会がありました。
福岡韓国教育院は韓国政府がもともと在日同胞の母国語教育のために
設置した機関ときいていますが、現在では受講生の半数以上が日本人のかたです。
「マウム(心)」は、そのニュースレター。
2012年5月に創刊されました。
この年の7月に私は第二歌集『百年の祭祀(チェサ)』を出版。
これがきっかけとなり、9月から「マウム」へ執筆を始めました。
基本的に毎月1回発行される「マウム」への連載は、最新号で第48回を数えます。
次号の原稿はすでにお渡ししており、現在準備中の原稿がちょうど50回目です。
連載を始めて以来、頭の隅にはいつも「マウム」のスペースを空けていて
次はそこを何の話題で埋めようかと絶えず考えている感じです。
日本人のかたにはあまり知られていないであろう在日コリアンの日常を
伝えることができれば嬉しいと思って書き続けてきました。
連載の途中からは韓国語訳も付くようになりました。
これは「本国でも在日同胞のことはよく知られいるとはいえないので
この随筆を通して理解されるように」との教育院のご配慮です。
ニュースレターはその半数が本国へ送られているのです。
4年の間、最初の頃は書こうとする文章がスラスラと頭の中で進んだり、
逆にどうしても文章が浮かんでこなくて苦しんだ時期もありました。
50回を迎え、これからはマンネリに陥らないように気をつけながら
在日韓国人の今をお伝えできたらいいなと考えています。
「マウム」は教育院のホームページにアップされています。
このサイトのトップページの「お知らせ」にも発行されるたびに
リンクを貼っておりますので、よろしければご覧ください(=^∸^=)