歌集『人魚』を読む会 - 詩と短歌の会
- momosaran
- 2017年2月14日
- 読了時間: 1分
今月の「詩と短歌の会」は、染野太朗さんの第二歌集『人魚』を読む会でした。
著者もご出席!
遠方からの参加者もいらして、人数もいつもより多くなりました。
まず自己紹介のあと、一人ずつ歌集について気になったうた、好きなうたを
あげながら発言していきました。
私は歌集全体の不穏な空気と、日常の些事を詠んだうたについて話しました。
それから、次の二首にもふれました。
千円で売れた食卓 冬の午後を二脚の椅子とともに出て行く
教壇に黒板消しを拾い上げおまえも死ねと言ってしまいぬ
『人魚』にはあとがきはありません。
帯文は小説家の中村文則さんが執筆なさっています。
「この作者は、明らかに凄みを増している。このような表現者がいることを、
同い年の作家として心強く思う。」と結ばれています。
最新記事
すべて表示今月の「かりん」は8日に届きました。 (8日といえば、私が寝込んでしまった日ですね・・・) 今月号では私は前月号作品鑑賞(1A欄)を執筆しました。 それから、例年「かりん」の12月号には年間展望が掲載されます。 今回は、「山花集」の年間展望(執筆:畑彩子さん)で...
今月(第33回)のいいづか短歌サロン(紙上開催)は10日付で発行しました。 先月、8か月ぶりに会場で開催した折に見学に来られたかたがいらしたのですが そのかたが今回、初めてご参加になりました。 嬉しいことです♪ ご参加人数も紙上開催の回ではこれまでで最も多くなりました。...
購読している新聞(朝日です)には土曜日に別刷りの「be」が付きます。 その大きな写真付きの1面は「フロントランナー」。 さまざまな分野で活躍しているかたへのインタビュー記事です。 1面の記事は3面にも続きます。 今週の「フロントランナー」は歌人の穂村弘さんでした。...
Comentários