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未来あるごと

  • momosaran
  • 2017年4月16日
  • 読了時間: 2分

わがやの窓の近くにはなみずきがあります。

今日、白い花がいくつも咲いているのに気がつきました。

もともと木に咲く花が好きなのですが

はなみずきは、若葉の頃、花咲く時季、青葉、葉の色づく秋と

一年をとおしてそのたたずまいに惹かれます。

    朝(あした)この佳きもの鳥はハナミズキに鳴くわたくしに未来あるごと

                  キム・英子・ヨンジャ   「かりん」2015年11月号

2015年、はなみずきの青葉が輝く頃、衝撃的なできごとが身の上に起きました。

これからどうすると問われても、突然のことに答えることもできません。

この時にとにかく決めたことは、三つ。

早起きをすること。

栄養のバランスを考えた手作りの食事をいただくこと。

そして、考えないことです。

大きなショックから自分の心と体を守るためでした。

上記の一首はその頃に生まれたうたです。

朝の清々しさがほんのいっときでも私を救ってくれました。

この歌を含む一連が「かりん」11月号の「かりん集」(馬場先生による特選欄)に

掲載されたことは私にとって励ましとなりました。

そして翌2016年に「かりん」5月号で「いのち」の歌-現代の生老病死ーという特集が

組まれた際、「かりん」誌のこの一年の「いのちの歌」アンソロジー五十首(Ⅰ欄)

に選ばれたことは少し意外でもあり、嬉しいことでした。

(この号から昇欄して本欄になりましたが、この一年からのアンソロジーなので

この特集ページではⅠ欄として掲載されています)


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