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願えば叶った

  • momosaran
  • 2017年5月16日
  • 読了時間: 2分

眠られぬ睦月の夜の明け初めて今日より韓の茶の道に入る

                       キム・英子・ヨンジャ 『百年の祭祀(チェサ)』

茶礼(タレ=韓国茶道)のお稽古のため博多へでかけました。

私が韓国茶道を知ったのは2000年代の初めの頃です。

たまたま手にとった韓国系の雑誌のグラビアで

ハワイでの大規模な試演(シヨン=お手前の披露)のようすを目にして

その優雅さに魅せられました。

実際に見てみたくて調べてみたら東京に先生がいらっしゃることがわかりました。

お電話でたずねると、(当時は)その先生以外には日本で韓国茶道を教えて

いるかたはいらっしゃらなかったのですが

私は地理的にも歴史的にも韓国と関わりの深い福岡で

韓国茶道を習いたいと思いました。

それからは機会をみつけてはいろいろなかたにその話をしていました。

2007年にも知り合いの目上のかたにお話をしたところ

ある場所を紹介されました。

それはホテルの中にあるお茶室の立礼席でお抹茶を点ててくださるところです。

そちらにうかがって、お抹茶とお干菓子をいただきながら

点ててくださったかたにまたまた韓国茶道のことをお話ししました。

すると、そのかたからそれを伝え聞いた茶道関係者のかたが

福岡で韓国茶道を習うことに賛同してくださり、

目上のかたも援助してくださることになって

協力してくださるかた、関心をもたれるかたが増えてゆきました。

そして、とうとう2008年の1月に、釜山から先生をお迎えして毎月1回開催する

韓国伝統茶道教室が始まったのです。

日頃はとても寝つきの良い私ですが

数年来の夢がかなうと思うと、その前の夜はなかなかなか眠られず、

ついにそのまま夜明けを迎えることになりました。

冒頭の一首はその日の朝に生まれたうたです。


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